長期インターンシップの職種別平均給与、有給・無給の違いを紹介

みなさん、こんにちは。岩崎です。今回の記事は、有給インターンの平均給与についてです。

インターンは、新卒登用で学生と企業のミスマッチをなくす、インターンサイト掲載などによって企業アピールができるなど、学生のみならず企業側にとっても大きなメリットがあります。そのため、インターンを導入する企業が増えてきています。

実務を任せる実践型のインターンの場合には、アルバイトと同様に雇用契約を結ぶため、有給となります。そこで、実際にインターンを導入するといっても、“給与設定はどうしたらよいのか”という問題に直面すると思います。

学生は、どのインターンが自分にとって一番成長の機会を与えてくれるかということを基準にインターン選びをしていると思いますが、支払われる給与もまた、インターン選びのひとつの基準になっていることは間違いないでしょう。

しかし、実際のところ、インターンを受け入れるには社員の指導時間を割いたり、業務を任せたり、少なからず負担もありますので、必要以上に大きな金額はかけられないと思います。

そこで、まずはインターンの平均給与を知ることで、自社の給与設定に基準を設けてみましょう!職種別に紹介していきますので、是非参考にしてみてください。

1. 有給と無給の違いとは

そもそもインターンには、有給のものと無給のものがあります。

有給か無給かを決定する違いはずばり、“実務か体験か”ということです。

法律上の観点でいえば、インターン生が「労働者」(労働基準法9条)に該当する場合には、関連法規に従った賃金ほか労働条件の設定が求められます。また、行政通達によればおおまかに(1)インターン生が使用者と使用従属関係にある、(2)インターン生の作業が企業利益につながっている場合、つまり"実務"にインターン生が従事していれば「労働者」と判断されるようです(旧労働省平成9年9月18日基発第636号より)。

有給インターンでは、インターン生が実際に会社の実務に携わります。そのため、社員とほぼ同じ仕事内容をインターン生がやるわけです。最初のころは、社員と同じように成果は出せないかもしれませんが、一定期間会社に勤めて実務をやることで、確実にその力は伸びていきます。社員の業務負担が軽減したり、学生が新鮮なアイデアを生むことで、思いもしなかったビジネスがインターン生から生まれることだってあります。

インターン生にとって実務を経験するということは、それなりに責任も伴いますし、社員と同じように労力を費やします。そのため、実務型のインターンは有給になっているのです。

これとは反対に、無給のインターンは職業体験のようなもので短期インターンに多く見られます。無給ですので、実務を任せることはできません。

無給インターンのメリットは、実務型ではないがゆえに、インターン生も気軽に参加することができます。業界の雰囲気を感じたり、視野を広げたりするために参加する学生が多いようです。インターンの内容も、社内見学やグループディスカッションを行うものが多く、1週間程度で完結するものがほとんどです。多くの企業は、給与ではなく【昼食代+交通費】という形を採っています。

参考:『成長する企業のためのインターンシップ活用ガイド 活用編』(発行:経済産業省)20ページ

2. 長期有給インターンの職種別平均給与

今回は、長期有給インターンに的を絞って、その職種別平均給与をご紹介していきます。
(2016年10月時点、アイタンクジャパン運営「キャリアバイト」参考)

有給といっても、時給、日給、成果型など、その給与体系は職種によってさまざまです。

営業

営業のインターンの特徴は、基本的な時給・日給に加え、成果型の報酬が支払われる点です。

いわゆる“インセンティブ”と呼ばれるものです。

【平均給与】

  • 時給:1,000円+インセンティブ
  • 日給:8,000円+インセンティブ

キャリアバイトに掲載している営業インターンのインセンティブの例として、以下のようなものがあります。

【インセンティブ例】

  • 1契約4,000円
  • 初受注したら海外出張
  • 受注売上の5%に当たる金額

また、時給や日給は一切支払わず、完全に【成果型】という仕組みを採っている企業もあります。こうした場合には、企業と学生とのあいだは業務委託契約となります。

【成果型報酬例】

  • 取得したアポイントが成約につながったら10万円
  • 受注売上の40%を報酬として支払う

以上のように、営業のインターンの平均時給は1,000円、平均日給は8,000円、成果型は企業によりさまざまであることが分かりました。

インセンティブによって、学生のやる気を上手く引き出すことも可能なので、企業側にとってもメリットのある給与体系だと思います。

マーケティング/企画

【平均給与】

  • 時給:1,000円
  • 日給:8,000円

マーケティング/企画の平均給与は営業と同じですが、企業によっては昇給制度を設けているところもあるみたいです。

学生の貢献度によって、給与を変えてみてはいかがでしょうか。

ライター/編集

【平均給与】

  • 時給:1,100円
  • 日給:8,800円

ライター/編集のインターンでは、在宅勤務という形を採ることもあるため、その場合は業務委託になります。

【業務委託報酬例】

  • 1記事:1,500円~3,000円

記事の内容やボリュームにもよりますが、多くの企業は1記事1,500円~3,000円で、業務委託をしているようです。

取材をして1つの記事を書いた場合は5,000円など、業務によって報酬を変えている企業もあります。

エンジニア/デザイナー

【平均給与】

  • 時給:1,100円
  • 日給:8,800円

エンジニア/デザイナーの平均給与は上記のようになりましたが、やはり多くの企業は「能力に応じて昇給」という形を採っています。

その場合は、定期的に面談を行ったりして、学生に昇給チャンスのアピールの場を提供しているみたいです。

3. 最後に

いかがでしたでしょうか。

長期有給インターンの中でも、その給与体系は職種によりやや異なりますが、どの企業も最低賃金よりやや高めに設定していました。

学生側は、給与のみを目的にインターンに参加するわけではないので、そこまで高額に設定する必要もないかと思われますが、少しでもインターン生の意欲向上を促すようなシステムがあると良いですね。

ぜひ給与設定をする際の参考にしてみてください。

著者プロフィール

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岩崎 果歩
慶應義塾大学に通う女子大生。1年生の夏より、株式会社アイタンクジャパンのライターインターン生。趣味は散歩と読書。休日は一人で美味しいごはん屋さん巡りをしている。

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