【雇用形態から考える】実務を任せて長期インターン生を大活用!

こんにちは!伊藤です!
今回は、よくご質問いただく長期インターンシップの雇用形態と、それを踏まえた活用方法をまとめました。


そもそもインターンシップとはどういうものなのでしょう。
辞書によると、

インターンシップ【internship】

  • 会社などでの実習訓練期間。学生が在学中に自分の専攻に関連する企業に体験入社する制度。体験就業。

と定義されています。(出典:デジタル大辞泉

実際には、その期間がどの程度なのか、体験するとはどの程度なのか、その程度の差によってインターンシップの内容も大きく変わってきます。本文で比較する「短期インターンシップ」と「長期インターンシップ」はその差によるものです。

これらの間には、雇用形態でどんな違いがあるのか?その違いから、どんなインターンシップを取り入れたらいいのか?そんな疑問をぜひこの記事で解決してください!

1. 短期インターンシップと長期インターンシップの違い

まず、期間による違いで大きく二分されます。

一般的に「短期インターンシップ」と「長期インターンシップ」と呼ばれます。それぞれ異なる点を見てみましょう。

《短期インターンシップ》
期間 1日~2週間程度
学年 主に就活生
給与 無給または交通費のみが中心
業務形態 セミナー・見学型・ワークショップ等
学生の特徴 就職活動の一環として参加する学生が多い

《長期インターン》
期間 半年〜2年程度
学年 院生も含めた全学年
給与 有給(時給や成果報酬等)
業務形態 実務を行う
学生の特徴 スキルアップなど成長意欲の高い学生が多い

それぞれのインターンの特徴として、短期インターンは採用活動の一環として行われていることが多いです。上記のように、セミナーや体験型といった内容で実施されることがほとんどなので、無給であることが多く、中には報酬として昼食代の提供、プロジェクトの賞金などがあります。

現在多くの企業が取り組んでいるのはこの短期インターンですが、仕事を経験してもらうというよりは、企業も学生も互いに接点を持つきっかけ作りのために行っているのが実態のようです。

一方、長期インターンは学生に実務を任せることが多く、その場合には企業と学生は雇用契約を結びます。長期インターン生を雇用する企業も、戦力として働いてくれることを期待しています。

ここまで読まれた方の中には、「じゃあ長期インターンはアルバイトと同じということでいいのでは?」と思った方も多いと思います。

そこで、次に長期インターンとアルバイトの違いについてご説明します。

2. アルバイトと長期インターンの違い

まずはアルバイトと長期インターンの共通する点からご説明します。

《共通する点》
1. 有給かつ給与の相場はほぼ同じ
2. 雇用保険や社会保険の加入は必要ない
3. フルタイムではなくシフトによる出勤

1. 有給かつ給与の相場はほぼ同じ

企業とインターン生が雇用関係を結んだ上で実務を任せるので、給与が発生します。金額もアルバイトを雇用する時とほぼ同額の企業が多く、時給950〜1,200円や日給8,000〜10,000円の間で設定している企業がほとんどです。(2016年11月現在)

在宅も可能なライター職でも、記事1本あたり3,000円〜や、時給1,000円+記事によるインセンティブなどを設定している企業がほとんどです。

2. 雇用保険や社会保険の加入は必要ない

雇用保険や社会保険の加入に関して、長期インターン生は雇用保険に加入することはありません。

基本的に学生は雇用保険法上の労働者ではないからです。ただし、「卒業見込証明書を有する者であって、卒業前に就職し、卒業後も引き続きその事業所に勤務する予定のもの」、つまり長期インターン期間中に内定承諾した4年生に関しては、雇用保険に加入させる事ができます。

3. フルタイムではなくシフトによる出勤

シフトに関して、長期インターン生は学生なので学業と両立させながらインターンに参加しています。

学年や学部にもよりますが、週2〜3日出勤が平均的です。

例えば、在宅でも可能な業務や作業時間的にフルタイムではなくても良い業務を任せるには最適です。

では続いて、アルバイトと長期インターンの異なる点ご説明します。

《異なる点》
インターンは、
1. 学生のみが対象
2. 応募動機が明確な目標を持っている学生が多い
3. もともと何らかのスキルを持っている、あるいはその向上を目指している学生が多い

1. 学生のみが対象

通常、インターンは大学生が対象になりますので、応募するのはのはほぼ学生です。アルバイト媒体で採用活動をすると、採用ターゲットよりも年齢層が高い方からの応募が多くなってしまうという話をよく聞きますが、18~22歳を中心として若年層からのみ応募が来るという点ではアルバイトと大きく異なる点です。

2. 応募動機が明確な目標を持っている学生が多い

長期インターン生は、あえて学生の間に企業で働くという厳しい環境を選択するだけあり、目的や目標が明確です。「空いている時間にお金を稼ぎたい」というモチベーションであれば、長期インターンを選択することは少ないでしょう。

長期インターンに参加する目的とは、例えば「起業したい」「若いうちから裁量が多い環境で成長したい」「将来、新規事業に携わりたい」「社会人1年目で同期より活躍したい」などです。

仕事内容やその仕事を通じて得られるものに目を向けているため、成長角度や活躍度合いも大きい傾向にあります。

3. もともと何らかのスキルを持っている、あるいはその向上を目指している学生が多い

実はインターンを始める動機の1つに「自分のスキルを活かしたい」という理由もあります。

スキルというのは例えば、プログラミングやコーディングスキル、デザイン、Photoshop、Illustrator、CAD、留学経験を生かした外国語など多種多様にあります。

こういったスキルを机上の学びで終わらせるのではなく、実務を通してもっと上達させたい、活かしたいと考える学生が多いのです。

では、上記のような特徴がある長期インターン生は、企業の中でどのように活用されているのでしょう。また、雇用すると企業にとってはどんなメリットがあるのでしょう。続いて、長期インターン生の活用方法をご説明します。

3、長期インターンの活用方法

長期インターンという採用手法を行うと、どういったメリットがあるのでしょう。

主に以下の4つが考えられます。

1. 既存業務で、社員の負担を減らすことができる

例えばメールの返信、電話対応、資料作成など、ルーティン化できている業務は社員のアシスタントとしてインターンに任せることができます。慣れてくれば徐々に様々な仕事を任せていけます。

2. 新規事業の取り組み等、新たに社員を雇用するリスクを回避することができる

新規事業のために中途社員を新たに雇用することはリスクもあります。プロジェクトとして有期でインターン生を採用し、事業責任者のもとでPDCAを回すことができれば、リスクを軽減して事業の立ち上げが可能です。

3. 若い人材の育成や定着率を向上させることができる

新卒採用を初めて行う場合、いきなりナビサイトやイベントを活用するには費用もかかりますし、説明会などの手間もかかります。そもそもどんな学生が合うのか、指導体制は築けるのかを知るためにも、インターンを試す価値があります。お互いを知り尽くした後で社員登用となれば、定着率も高くなります。

4. 意欲的な人材に出会える確率が高い

1年生から長期インターンをする学生もいるほど、長期インターン参加者は早くからキャリアを考えたり、好きなことに対して力をつけたいと考えていたり、意欲的な人材が多い傾向にあります。

4. 最後に

いかがでしたか?

今回は、インターンの中でも短期と長期で内容や役割が異なること、長期インターンはアルバイトと同じ雇用形態でも採用しやすい層が異なることをご紹介しました。

そして、長期インターンは目先の業務を手伝ってもらうだけではなく、のちのちの新卒採用にむけて「どういった人材が合うのか」「どんな指導体制が合っているのか」など様々な情報を蓄積できるという意味でも有効です。

ぜひ、活用方法を検討してみてください。

著者プロフィール

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伊藤 彩
株式会社アイタンクジャパンの関西支社営業部のインターン生。大手人材企業の内定を辞退し、アイタンクジャパンに入社を決意。3度の飯より睡眠。

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