短期インターンシップ参加者からどれくらいの割合で内定者につながる?

HeRmanをご覧の皆様、こんにちは!高野です。

短期インターンを採用手法として導入しようとする際、

  • 「そもそも短期インターンの導入状況ってどれくらいなの?」
  • 「短期インターンをしても、そこから採用につながる人材は集まるのか?」

などといった疑問をお持ちかと思います。今回はこちらの疑問に、いくつかの調査資料を用いて実態が露わになるよう、お答えします!

1. 短期インターンの利用状況は?

まずは採用手法としての短期インターンについて説明します。

短期インターンの特徴

  • 期間は1日〜2週間程度
  • 見学型、ワークショップ型などの体験型プログラムが主流
  • 一定期間に多くの学生に直接関わることができる

では、短期インターンの導入状況についてはどうでしょうか。

 1. 短期インターンは増加傾向にある

株式会社ディスコの約1300社を対象にした調査によると、2015年4月~2016年3月までの期間に、インターンシップを実施した企業は50.3%でした。ちなみに、これは前年度の42.7%から約8%の増加です。また、その中でも大手企業では実施が69.9%と、約7割にものぼります(図1)。実施されたインターンシップのうち95%が「1か月未満」のいわゆる短期インターンシップですから(図2)、短期インターンは増えてきているといえます。

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出典:「2017 年卒・新卒採用に関する企業調査- ・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査」 ~2017 年 3 月卒業予定者の採用活動に関する企業調査~<2016 年 2 月調査>|株式会社ディスコ より作成

 2. 短期インターンの募集定員も増加傾向

HR総研による調査によれば、2015年もインターンシップを実施した企業(198社)で、2016年の短期インターンの募集定員を増やした企業は28%でした。その他、「1dayタイプを取りいれた」「回数を増やした」「開催月を増やした」といった募集定員を増加させる方向性をもつ施策をとった企業もありました(図3)。

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出典:「2016年卒向けインターンシップに関する調査」結果報告【2】つながりが深まるインターンシップと採用選考|HR総研 人事白書・調査 より作成

株式会社リクルートキャリアの調査によれば、前々年・前年に比べればその増分は縮小しているものの、受け入れ人数・対象者・回数の増加を通じて、インターンシップの募集定員を増加させる傾向がみられます。受け入れ人数・対象者・回数を減らした企業割合は過去3年度で最低となりました(図4)。

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出典:就職白書2016―インターンシップ編―|株式会社リクルートキャリア 就職みらい研究所 より作成

 3. 企業の満足度は高い

短期インターンを実施した満足度については、「質・量ともに満足」が42.4%と最も多く、 実施企業の多くが成果を感じていることがわかります(図5)。

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出典:「2017 年卒・新卒採用に関する企業調査- ・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査」 ~2017 年 3 月卒業予定者の採用活動に関する企業調査~<2016 年 2 月調査>|株式会社ディスコ より作成

『短期インターンの利用状況は?』 まとめ

  1. 短期インターンを採用手法として利用している企業は増加傾向にある
  2. 募集定員も増加傾向にある
  3. 満足度も高く、実施企業の多くが成果を感じている

2. 内定者のうち、インターン参加者は何割程度か?

次に、インターンに参加した学生がどれだけ内定を獲得したか、についてです!HR総研が2016年の7月に行ったアンケートによると、

 1. 6割の企業で短期インターン参加者から内定者

短期インターンを実施した企業のうち、インターン参加者から内定者が1人も出なかった企業は39%、つまり残り6割の企業ではインターン参加者から内定者が生まれていることがわかります。その中で「10%未満」に内定を出したが17%と最も多いものの、中には「50%以上」のインターン参加者に内定を出したという企業が6%にのぼりました。

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 2. 内定者のうちインターン参加者が10%以上の企業は約3割

自社の内定者のうち、インターン参加者を採用した企業の中では「10%未満」だった企業が最も多く34%でした。内定者に占める割合が「10~20%未満」が13%、「20~30%未満」は9%と、割合が高くなるにつれ該当企業は少なくなっていくこともわかりました。ただ、中には「50%以上」という企業も存在しました。

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『内定者のうち、インターン参加者は何割程度か?』 まとめ

  1. 短期インターン参加者から内定者を出した企業は約6割
  2. 内定者のうち短期インターン参加者の割合が10%以上の企業は約3割で、0%より大きく10%未満の企業は34%

短期インターン参加者から採用基準を満たす人材は1割程度存在しそうですが、それが効率的かどうかは、それぞれの企業が既存の採用手法と比較する必要がありそうです。

出典:「2016年卒向けインターンシップに関する調査」結果報告【2】 つながりが深まるインターンシップと採用選考|HR総研 人事白書・調査 より作成

3. まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の調査で、現状では企業が採用活動をするにあたって短期インターンを最も重視すべきとは言い切れない結果が浮き彫りになりました。ただ傾向として、

  1. 短期インターンを採用手法として利用する企業の増加
  2. 短期インターンで募集する定員の増加

が見受けられるため、これから徐々に短期インターンを採用手法として重視する企業が増えていくことも予想されます。インターンのプログラムや集客方法などがより一層多様化し、競合が激化しそうです。

著者プロフィール

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高野 亮太朗
東京の大学に通うインターン生。「インターンを日本の文化に」を理念に、2016年春からインターンとして参加。趣味は読書と遊園地。