未経験からわずか1週間で戦力エンジニアへ成長。人手不足を解消するインターン生の実力

HeRmanを運営する、弊社株式会社アイタンクジャパンのエンジニア活用事例をご紹介します。インターンシップ導入のためのコンサルティングや大学生向けメディアの運営を手がけており、「インターンを、スタンダードに。」を事業ミッションに掲げて活動しています。

創業期はWebメディアの開発をインターン生のみで行い、創業から9年たった現在もインターン生は一戦力として活躍。インターン生のポテンシャルの高さと、一人前の戦力にするための取り組みをエンジニアの村山さんにお話を伺いました。

インターン生として採用しながらも会社にとって欠かせない存在に成長していく、そのための秘訣が見えてきました。

1. エンジニア不足解消を目指して出会えた即戦力インターン

ーインターンシップを導入した最初のきっかけは何だったのですか?

エンジニアの人手不足を解消することが目的でした。エンジニアの人材不足は多くの会社が抱えていることだと思うのですが、それは当社も同様。

キャリアバイトのサイト運営で手一杯となっており、社内の管理システムを開発する人手が不足していました。

エンジニアを増やしたい一方で、コストを掛けられないという問題もあり、中途採用よりも採用費を抑えられるインターン採用に至りました。

実は創業時もインターンエンジニアのみでサービス開発をしてきたので、インターン生と働くことには、慣れていました。しかし、徐々に経験者採用が進んでいくと、インターン生の仕事は補助的になっていました。そんな中で、今回は経験者採用枠を担えるレベルのインターン採用に狙いを定めて始めました。

2. 未経験から通常の4倍の成長スピードでエンジニアへ

ー今回採用したインターン生の特徴を教えてください

東大の4年生で、とにかく優秀な学生です。一言で言うと、1つのことを教えれば10のことを理解してくれる人材、といったところでしょうか。

通常、インターン生に教育する時は、1つの知識を教えてそれを実践してもらい、その知識だけでは解決できない課題が発生すると新しく知識を教える、といった流れで行っています。ですが、彼の場合は1つの知識を教えた時点で先を見据えることができ、「このパターンではどのように解決するのですか?」と聞いてくるんですよ。驚きましたね。

ー採用した当初のエンジニアとしてのスキルはどれくらいでしたか?

理系の学生だったので、授業でC言語の基礎を多少知っている程度でしたね。当社で使っているプログラミング言語については全く触ったことがありませんでしたし、webの仕事に関わったこともありませんでした。全くの未経験です。

当社では、初期教育としてプログラミングについての基礎の本を1冊読んで、課題を提出してもらうところからスタートし、通常1ヶ月程度を研修期間としていますが、彼に関しては同じ内容をわずか1週間で身に付けてきました。成長スピードは通常の4倍と非常に早かったです。

ー優秀な学生を採用するために、面接で工夫していることはありますか?

どんな学生でもしっかりと教育すれば戦力になってもらえる自信があるので、面接ではしっかりとコミュニケーションが取れる学生なら採用するようにしています。また、面接のほかに課題に取り組んでもらっているので、その課題をしっかりとやり切れるかを見て、責任感があるかを判断しています。

3. 社内システムから主力事業のサービス開発まで任せる

ー具体的にはどのような業務に携わってもらったのですか?

最初の教育を1ヶ月程度かけようと考えていたのですが、1週間で必要なレベルに達してしまったので、その後の2,3週間くらいは主力サービス「キャリアバイト」の管理画面の機能追加などに取り組んでもらっていました。さらにキャリアバイトのユーザー向けマイページのリニューアル関連の仕事を一任しました。

入社3ヶ月ほどで、キャリアバイトの企業向けLPページの作成に携わってもらい、ドメインの取得からサーバーの立ち上げ、セキュリティ設定などもお願いしました。入社から半年ほど経った今では社内の重要なシステム開発にまで関わってもらっています。

ー育成やモチベーション管理で気をつけていることはありますか?

エンジニア志望のインターン生はエンジニアのスキルを身に付けたいと考えている学生が多いので、仕事を通じて成長を実感できるようにしています。

「このレベルまで成長すればこんな業務もできるようになるよ。」といったように、成長意欲を高めるようなコミュニケーションを取ることでモチベーションの維持を図っていますね。

4. 社員と変わらない戦力人材へ成長

124_2_960-600.png今ではプログラミング言語だとPHP、JavaScript、SQL、シェルスクリプト、ツールだとgit、ansible、jenkinsなどが使えるようになっていますし、社員と遜色ないレベルの仕事をしてくれています。

従来、社員が担当していた仕事をインターン生に任せ、手が空いた社員は別のことに集中できるといういい状況になっていますね。

今後は中規模なシステム開発を任せたいと考えています。サーバーが10台、データベースも3台くらいあるような規模のものを任せられるレベルまで成長してほしいと思っています。会社の成長や事業展開に合わせて、インターン生も成長していってほしいですね。

5. 難しい学業と両立。安心して仕事ができる体制作り

ー初めてインターンシップを導入した時に大変だったことはありましたか?

学生は業務に関することはもちろん、働くということについても知らないので、0から教育していくことに難しさを感じました。スキル面と働く姿勢・考え方の両面から初期教育をしっかり行っていくことが大事だと感じましたね。社員と同じように時間をかけ、新しい社員が加わったような感覚で教育しています。

ーその他に苦労したことはありましたか?

インターン生として働いてもらっているとはいえ、学生の本分は学業なので、研究室から呼ばれたり授業で学校に行かなければいけなくなったりして、急に出勤できなくなることが大変ですね。仕事には納期があり、納期に沿って仕事を段取りしていくので、インターン生の業務が重要であればあるほど影響は大きくなってしまいます。そのため、納期に余裕がある仕事に取り組んでもらっています。

ただ、納期に余裕がある仕事は一般的には重要度が低くなってしまいます。もしインターン生が重要度の高い業務に取り組みたいと考えている場合には、確実に出勤できる日や時間帯を定め、その時間内に仕事を終わらせてもらっています。

とはいえ、最終的には社員が責任を持ってディレクションし、安心して仕事にチャレンジできる体制にはしています。

6. 最後に

ーエンジニア不足で悩んでいる企業の方に一言アドバイスをお願いします

学生を活用することは怖いかもしれませんが、しっかりと初期教育をすれば成長しますし、未経験スタートである分、採用費や人件費が低コストな点も魅力的です。実力については述べた通り、十分に戦力になりうる可能性を持っています。その上、その成長角度の高さが社員への刺激にもなりますので、社内の活気アップにも有効です。ぜひ若い人材の力を信じて活用してみてください。

ーありがとうございました。

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著者プロフィール

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山下 拓哉
東京練馬在住の大学3年生。自身のインターンシップ参加の経験から、インターンシップをより広めたいと考えるようになる。趣味は野球観戦とゴルフ。

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