「自分自身がメディアになる」採用担当者にネオキャリアの短期インターンシップが人気な秘密を伺ってみた

今回は人材・IT・ヘルスケア・グローバル分野において「世界を代表するサービスカンパニーの創出」を目標として掲げ、新卒・中途・派遣など様々な採用形態への支援・サービス展開や、jinjerのように人事向けのプラットフォームを提供しているネオキャリア様に、短期インターンについてのお話を伺いました。

お話を伺ったのは入社3年目の採用部−新卒採用グループの郡山隼人様です。慶應義塾大学を卒業し20代での圧倒的成長を目的に、リクルートなどの大手人材系会社の内定を蹴って株式会社ネオキャリアに入社し、1年目から新卒採用に携わっていらっしゃいます。

今回はそんな郡山様が入社1年目のときに企画した、学生に人気のインターンシップ"SWITCH"、そして新卒採用に関して、熱い想いを伺うことができました。

■この記事のポイント
1. 新卒採用の質と量を担保するため、早期接触・接触回数が重要
2. 短期インターン参加者はすべて採用対象。会社の魅力を知ってもらうきっかけにインターンを実施している。
3. いちばん重要なのは行動すること。デスク前に座っていてもなにも始まらない。

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1. 採用目標人数300人。学生の"質と量"を担保したい

ーインターンプログラム"SWITCH"を実施するに至った経緯を教えてください

課題感として、採用人数が多いので母集団形成が非常に大事ということがありました。既存の集め方である(ナビサイト・エージェント)には限界がありますし、更に新しく母集団を形成するためには、早いうちからインターンシップを通して学生と接触しておきたいという思いがありました。

もう1点、採用数が増えても優秀な学生を採用したいと考えた際に、どうすればいいのかということです。やはり早期から学生に接触していくことが大事であるということは間違いありません。

以上のように、採用人数に見合った学生の"質と量"を担保したいという思いから、短期インターンシップが必要であると感じていました。

2. 学生の"スイッチ"を入れてあげたい

ー今回のインターンシッププログラムを考えるに至った経緯を教えてください

まずネオキャリアとして「お客様のために成長し続ける」というコミットメント(約束)があります。それはインターンシップに関しても同じで、会社側の都合で短時間で多くの回数を実施するのではなく、学生側に立って行うことを決めていました。私達の想いとしては、インターンシップを通して、学生に気づき・機会・行動のチャンスを与えてあげたい、そのためには自分たちもそれ相応のコミットが必要となってきます。

そこで自分たちのコンセプトや学生が抱える課題を考えた結果、"スイッチが入っていない"という答えにたどり着き、それをテーマに学生が全力でコミットできるインターンシッププログラムを考えるに至りました。


−学生のスイッチとインターンシップとの関係を教えてください

いろいろな学生と話をしているなかで、様々な悩みを抱えている実態がありました。

一位を目指さなくなった学生。やりたいことがない学生。働く目的を見出せない学生。

そして、そんな状態で始まる就職活動。何よりも不幸なのは、そのような状態にも関わらず、テクニックがあれば内定が出てしまう現状です。そして、何となく内定。何となく承諾。何となく入社。何となく勤務。何となくつまらない。何となく退職・・・。そんな人生つまらないですよね。人は本来「失敗」から学び「挫折」から成長します。

だからこそ、よくある仕事体感や新規事業立案をやるというよりは、「最高の失敗機」を創造し、日本の学生が奮い立つような「成長のきっかけ」を創出できるインターンシップがいいと感じました。

「心から何かをやりたいと思うから頭が働いて、頭が指示を出すことによって体が動いていく」ということを考えると、人間には心・頭・体の3つのスイッチがあります。そこでそれぞれ3つのスイッチにフォーカスしたインターンシップをやることにしました。

3. SWITCHプログラム

ーインターンシップの具体的な内容を教えてください

弊社のインターンシップであるSWITCHプログラムでは、先程説明した3つのスイッチに沿ったプログラムを実施しています。

まず夏のインターンでは"心のスイッチ"を入れるために「社風・人」を印象づける事を意識しています。次に冬のインターンでは会社の行っている「事業の考え方・スピード感」について理解してもらい、最後に春のインターンで「仕事に対する向き合い方」について理解してもらいます。

私たちは多くの事業を幅広くやっていて、そういった中で会社の方針を見失わないよう、企業理念や社風を非常に大切にしています。ですので、学生の皆さんにもネオキャリアの企業理念や社風をまずは理解してもらえるよう、インターンごとに情報を伝える順番を大事にしています。

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ーちなみにインターンを実施するにあたっての準備や予算について教えてください

例えば夏のインターンに関して言えば、4,5月くらいから準備をしています。インターンの開催が8月中旬から9月なので、説明会を7月くらいから行い、6月のナビオープンに合わせてページの準備を4,5月くらいから準備をするというイメージです。学生の中でインターンの方向性の認知が上がってきているので、そういう意味では名前や内容の変更は特に考えていないので、説明会での見せ方の部分、言い換えればどうやって魅力を感じてもらえるかについての準備が4,5月から始まっているイメージですね。

予算に関しては、夏のインターンは計3回行っているので、ざっくりと合計すると5〜600万円くらいです。私たちの夏のインターンは合宿形式で行っているので、学生・社員の宿泊費など諸々の費用を合わせてこの金額くらいになっています。

ーインターンも含めて、新卒採用はどれくらいの人員で行っているのでしょうか

新卒採用チームは東京が5名、大阪3名の計8名で活動しています。その中でもインターンにコミットするのは、企画・戦略設計については僕と大阪に1名の計2名で行っています。インターンの本番に関しては5名の社員がコミットしています。その他のメンバーは、今年の採用活動、つまりは17卒の採用活動を行っています。

ーSWITCHプログラムを通じての新卒採用目標はあるのでしょうか

目標は実際にはあります。3月くらいを目処にどれくらいの学生に入ってもらいたいな、というイメージから目標を立てるようにしています。インターンに関してはしっかりと選考を行っているので、そういう意味では参加者全員に入ってもらえれば良いなという気持ちはあります。

全3回のインターンを通じて、会社の魅力を知ってもらうことで、少しでも多くの学生が入社してくれれば非常に嬉しいですね。ちなみに今年は既に入社したいといってくれている学生もいます。

4. 自分自身がメディアになる

ー貴社のインターンシップは非常に人気だと聞いていますが、実際の応募状況を教えていただけますか?

夏のインターンに関して言えば、倍率は130倍位でした。グループワークと集団面接を通して参加する学生を決めていきます。規模感としては夏は全3回、1回につき18人のメンバーで実施しています。

ー実際にインターンの参加者から内定が出る人はいるのでしょうか

インターン参加者からの内定者はたくさんいます。SWITCHプログラムは3段階に別れており、選考を突破すればどれか1つでも、3つともでも参加することが可能です。また、インターンに参加し別の会社に入社した人が、転職で弊社に入社するという事例もありました。

短期インターンを夏冬春と3シーズンに渡って行うので、長きに渡って学生と接触を続けることができます。そこが1つの強みになっていると思います。

ーちなみにインターンシップへの応募パターンはどのようなものがあるのでしょうか。またどのようなチャネルを使って集客をしていますか

簡単に言ってしまえば以下の4つに分けられます。

  1. 自然・合宿などコンテンツへの興味を持ったパターン
  2. "本気"というコンセプトに惹かれたパターン
  3. 会社・業界に興味を持っているパターン
  4. 先輩からの紹介パターン

このように色々なきっかけで学生が応募してきてくれます。

また利用している集客のチャネルに関しては定番のナビサイトやランディングページはもちろんですし、その他には社員や社外の知人からの紹介も行いますし、自ら大学に行って直接学生に会いに行くこともあります。

ー非常に多くの学生がいろいろなきっかけで応募しているようですが、そのポイントは何かあるのでしょうか

インターンを実施している企業の担当者は必ず「出来るだけ多くの学生に応募してもらいたい」「出来るだけ多くの学生に参加してもらいたい」と思うはずです。

そこで1つ思ったのが、「自分自身がメディアになろう」ということでした。どんなに良いインターンをやっていたとしても、その情報を学生に知ってもらえなければ応募してもらえることもありません。なのでまずは情報提供することが大事なのですが、人材業界はなかなかわかりにくかったり、注目されにくかったりします。そこで、会社からの情報提供だけではなく、中で働く人を通した情報提供も1つありなのかなと考えました。

実際に説明会が終わったら自分自身のFacebookを紹介していて、そこを通して繋がりを作り、学生に対して情報を提供しています。あともう少しでFacebookの友達は3,000人になりますね。

5. やはり泥臭くアナログが一番

ーインターンシップを実施する中で様々な困難があると思うのですが、ここは特に苦労するなということはありますか

一番苦労するところはやはり「そのインターンをなぜやるのかをしっかり定めること」ですね。そこが一番大事だと思いますし、正直そこが決まってしまえば、あとはどうやって情報提供をしていくのかなので。またそこから学生をどうやって集めるのか、どれくらい集まるのかはもちろんどの会社さんでも苦労する点ではないでしょうか。

ーその困難を乗り越える上で一番重要なことは何でしょうか

インターンをやる理由に関してはひたすら考えることではないでしょうか。私たちも学生の悩みを聞いたり見たりしている中で、スイッチを入れてあげるためという理由を見つけることができました。

さらに集客に関しては、もちろんランディングページをきれいに作ったり、ナビサイトの文章をいかに良くするかを考えたりすることも非常に大事ですが、やはり泥臭くアナログでやっていくのが一番いいのかなと思います。

実際に今日も私は大学に行ってきましたし、自ら直接対個人で会ったりメッセージを送ったりといったアプローチしていくことも重要だと思います。そこである程度のチャネルを作っておくことで、それを利用して年々アプローチできる人材や、応募してくる学生も増えてきた気がしています。やはり単純に接触していくことは非常に重要だと感じます。

6. 学生の成長にフルコミットする

ー最後になりますが、今後の新卒採用・短期インターンについて目標はありますか

一番の目標、今後続けていきたいことは「自分たちの人生本気で・ガムシャラに生きようぜ」というスイッチを押し続けていきたいなと思っています。手法として今回はSWITCHプログラムを実施していますが、もちろん長期インターンを利用してもいいですし、メディアを利用してもいいと思っています。

一番は学生の成長にフルコミットしていくことだと感じていますし、そこに対して全力で取り組み続けていきたいなと思っています。

ー貴重なお話ありがとうございました

雑感:今回お話を伺っている中で、学生に対して非常に熱い思いをお持ちになられているんだなと感じました。また自分自身がメデイアとなって情報を提供していくというお話や、とにかく泥臭くやることが一番重要というお話からもわかるように、行動することが何事に置いても重要であると、私自身再確認させていただきました。ネオキャリアの短期インターンが人気な理由の一端を垣間見たインタビューになりました。

これから短期インターンの導入をお考えの方、プログラムの変更をお考えの方はぜひ、泥臭く行動することを胸に秘め、インターンシップを行ってみてはいかがでしょうか。

著者プロフィール

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新保 雄大
新潟から上京し、理系2年・文系4年と大学6年目の4年生。2015年の6月からライター業務を始め、2016年10月31日から株式会社アイタンクジャパンに参加。趣味はビリヤード・天体観測・お酒。好きな食べ物はニンニク。

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