使い分け解説!サマーインターンシップとウィンターインターンシップの違いとは?

近年は7月末~9月に実施されるサマーインターンシップに加えて、12月~2月の間にウィンターインターンシップというものも実施されるようになりました。
サマーインターンシップ・ウィンターインターンシップと聞くと、違う点は時期だけじゃないの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、他にも違う点があります。

今回はサマーインターンシップとウィンターインターンシップの違い、インターンシップを利用して新卒採用につなげる効果的な使い分けについてご説明いたします。

1. サマーインターンシップの特徴

サマーインターンシップは5月末~7月末に選考期間があり、7月末~9月に実施されます。
では、サマーインターンシップの特徴を紹介していきます。

1.様々な期間のインターンシップの開催が可能である

学生の夏休み期間を利用しているので、企業は短くて1日~5日、長くて1ヶ月程度と様々な期間のインターンシップを開催することができます。

<1日~5日のサマーインターンシップ>
学生とたくさんの接点を持つことを目的としているので、就業体験というよりは簡単なワークショップや企業説明形式のインターンシップが多いです。

<1ヶ月程度のサマーインターンシップ>
企業の事をより深く知ってもらうことを目的としているので、実際に企業の仕事現場に入り、就業体験やプロジェクト遂行を行うプログラムのインターンシップが多いです。

2.学生は多くの企業を知ることを目的としている

サマーインターンシップは、とにかく多くの企業を知りたいと思っている学生が参加する傾向にあります。
そのため、企業は自社の概要や方針、社風、業務など多くの学生に知ってもらえるように、一度に数十名を集めて複数回開催することが多いです

また、サマーインターンシップに参加する学生は、参加しない学生と比べると就職活動に対する意識が高いことが特徴です。
進路は漠然としているが、様々な企業のことを知りたいという学生が多く参加します。

サマーインターンシップに参加するためには、企業が出す様々な課題をクリアすることが条件になります。
例)企業各社へのエントリー→ESの提出・WEBテストの受検→グループ面接・個人面接

インターンシップとはいえ参加ハードルが高くなっており、必然的に意識の高い学生が集まる傾向にあります。

2. ウィンターインターンシップの特徴

ウィンターインターンシップは9月末~11月末に選考期間があり、12月前半~2月末に実施されます。
ウィンターインターンシップの特徴を紹介していきます。

1.実施期間が短期間である

インターンシップへの参加時期を表すグラフ

参考)キャリタス就活2018 2018年卒特別調査 インターンシップに関する調査

ウィンターインターンシップは、開催期間が企業の繁忙期であることや大学の授業期間であることが理由で、1~3日や1週間程度の短期間のインターンシップが多いです。
期間が短いことや就職活動直前の為、参加人数も多くなります

2.入社も視野に入れた学生が参加する

ウィンターインターンシップは、サマーインターンシップの参加後に開催されるので、自己分析や業界研究を重ね、方向性が決まってきた学生が参加する傾向にあります。
そのため、ウィンターインターンシップに参加する学生は、その企業への入社を視野に入れている学生が多くなります

そのため、企業側も採用活動が本格化する3月直前ということもあり、ウィンターインターンシップを新卒採用の0次選考のような位置づけとみなす企業が多いです。

また、インターンシップの内容はプロジェクト型が多くなり、企業側はこのインターンシップで学生の実力を見定めたり、あるいはエントリー意欲を掻き立てるような魅力づけのコンテンツを用意しています。
新卒採用を前提とし、学生とのマッチングを図ることを目的としているため、この時期は単なるセミナーを開催する企業が少なくなっています。

ウィンターインターンシップに参加した学生に、本選考でのESの免除や一次面接免除などの優遇をしている企業もあります。

参考)冬インターンは内定の近道? – 時期、応募方法、就活への影響

3. サマーインターンシップとウィンターインターンシップの違い

2つのインターンシップの違いを、分かりやすく表にまとめました。

<サマーインターンシップとウィンターインターンシップの違い>
サマーインターンシップウィンターインターンシップ
開催時期 7月末~9月 12月前半~2月末
選考時期 5月末~7月末 9月末~11月末
実施期間 1日~5日・1ヶ月程度 1日~1週間程度
主なプロジェクト内容 ワークショップ・セミナー 実践型グループワーク
参加学生の特徴 多くの企業を知ることを目的としている その企業への入社を視野に入れている
応募者数 少ない 多い
企業側の目的 広報・認知獲得 本エントリー獲得

サマーインターンシップとウィンターインターンシップを比較すると、いくつかの違いが挙げられます。

企業の目的とプロジェクトについては、サマーインターンシップはセミナーやワークショップをすることにより、認知獲得を目的としているのに対し、ウィンターインターンシップは実践型のグループワークを通し、本エントリーの獲得を目的としています

理由は学生の参加目的と関連しますが、サマーインターンシップに参加する学生は、まだ就職に対して漠然としていて、様々な企業を知るために参加しているのに対し、ウィンターインターンシップに参加する学生は、自己分析や業界研究を重ね、方向性が決まりつつある中で参加するためです。

4. どのように使い分けるべき?

ここまで、2つのインターンシップの特徴や違いを述べてきましたが、どちらが良いということではなく、目的に合わせて使い分けることや、効果的に組み合わせることが重要です。

1年に2度のインターンシップを行うことで、より多くの学生の目に触れ、インターンシップが自社の広報活動という役割を果たすことができ、サマーインターンシップで獲得したインターン生をウィンターインターンシップにつなげることで、自社のことをより理解した学生を集めることができます
さらに、自社のことをよく理解した学生を集められるということは、企業と学生の間のミスマッチを防ぎ、採用率を高めることができます

このような理由で、2つのインターンシップを上手く利用することにより、企業は採用活動をよりスムーズに行うことができます

採用活動は、学生にとっても企業にとっても、かなりのエネルギーが必要となります。
企業は説明会を実施して、多くのエントリーシートや履歴書に目を通し、面接を行い、入社後には社員として育成をする必要があります。
これらは長い時間とお金がかかるのに、「自社のことをよく知らなかった」「入社した結果、想像とは違った…」という理由で離職されてしまうのは困りますよね。
サマーインターンシップとウィンターインターンシップを上手く利用し、自社をよく理解した学生を見つけることが、インターンシップから新卒採用をする重要なポイントとなることでしょう。

著者プロフィール

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長谷川 万友名
東京の大学に通うインターン生。株式会社アイタンクジャパンで、ライターを担当をしている。趣味は猫と遊ぶこと、写真を撮ること。

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