【事例つき】ソーシャルリクルーティングとは? -最近話題の採用手法をご紹介!-

現在、学生の多くはSNSを利用しています。そんな学生の実態を活かした採用方法が広まりつつあります。
これが今回ご紹介する、ソーシャルリクルーティングです。ソーシャルリクルーティングという言葉は数年前からありますが、SNS自体の浸透やサービスの進化、使い方の多様化が進み、採用手法としてのあり方も変化してきています。

こちらの記事では、ソーシャルリクルーティングの基礎からメリット・デメリット、そして最近のソーシャルリクルーティングの事例までご紹介いたします。

1. ソーシャルリクルーティングとは

まずはじめに、現在の学生のSNS利用率について見ていきます。
次のデータは、東京工科大学の2017年度新入生1,730名にSNSの利用状況についてアンケートをとったものです。

現在利用しているSNSサービスや動画サイト(全体/複数回答)

このアンケートでは、「LINE」の利用率は98.2%、「Twitter」の利用率は81.5%となっており、ほとんどの学生がSNSを利用しているという結果になりました。
また、友人とのやり取りの方法についてはこのような結果になりました。

普段、友人とのメッセージのやり取りで利用している連絡方法(全体/複数回答)

友人との連絡手段は「LINE」が97.7%と、ほとんどの学生がLINEで連絡を取っていることがわかりました。一方で「携帯・スマホのキャリアメール」と答えた学生は26.8%と、約4人に1人という結果になりました。

学生のSNS利用の実態がわかったところで、ソーシャルリクルーティングとは何かについてご説明いたします。
ソーシャルリクルーティングとは、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSを用いた採用方法です。

ソーシャルリクルーティングで重要なのは、ただ単にSNSを使えばいいというわけではないということです。どういうことかというと、自社の採用情報の発信をするだけではなく、学生からの質疑応答を行い、企業と学生の双方がコミュニケーションを取る必要があるということです。

参考サイト)東京工科大学2017年度新入生の「コミュニケーションツール」利用実態調査を発表

2. ソーシャルリクルーティングのメリット・デメリット

ソーシャルリクルーティングをより詳しく知っていただくために、ソーシャルリクルーティングのメリットとデメリットについてご説明いたします。

ソーシャルリクルーティングのメリット

  • 学生の個人活動を知ることができる
  • 企業と学生、双方が情報を得られる
  • ミスマッチを減らす

・学生の個人活動を知ることができる

ソーシャルリクルーティングでは、普段学生がどのような生活を送っているのかという、面接では見ることのできない学生の顔を見ることができます

・企業と学生、双方が情報を得られる

企業側は上で言ったように、学生が普段どのような生活をしているのか、人柄はどうなのか、といったことを知ることができます。また学生は、どのような企業なのか、どのような人が働いているのか、会社の雰囲気はどうなのか、といったことを知ることができます。よって、企業と学生の双方が情報を得られるというメリットがあります。

・ミスマッチを減らす

現在、50%以上の企業が応募者のSNSを閲覧していて、そのうちの10%はSNSを不採用を決める参考にしていると答えています。不採用に決めた理由としては、SNSから、飲酒・ドラッグ服用の情報や、悪口・誹謗中傷をしているといったことが見受けられたから、としています。
これらは就職活動以前のものが大半ですが、人間性やネットリテラシーの問題として企業はチェックをしています。

ソーシャルリクルーティングのデメリット

  • SNSやWebに詳しい担当者が必要となる
  • 定期的な更新をしなければならない
  • 就活用の顔でSNSをやっている学生もいる

・SNSやWebに詳しい担当者が必要となる

SNSでは悪質な書き込みや炎上、アカウント乗っ取りなどのトラブルが多いため、その対策が重要になってきます。そのために、SNSやWebに詳しい担当者を採用担当者に配置する必要があります。

・定期的な更新をしなければならない

学生が企業のSNSアカウントをフォローする理由は、有益な情報を得るためです。
ですから、企業は定期的に情報を発信し続けなければ、学生はその企業アカウントから離れてしまい、最悪の場合、企業に対してマイナスな印象を与えてしまう恐れもあります。

・就活用の顔でSNSをやっている学生もいる

学生側も、企業が学生のSNSを閲覧していることや、SNSが採用を左右する可能性があることを認識しています。それによって、学生は素顔ではなく、就活用の顔でSNSをしている可能性があります。そのため、SNSに完全に頼ってしまうのはあまり良くないと考えられます。

3. ソーシャルリクルーティング事例

今回は、NTT ドコモにおけるソーシャルリクルーティング事例をご紹介いたします。

Facebook NTT ドコモ 新卒採用

自社の採用情報に加え、Facebook限定のLIVEセミナーを実施しました。
配信中に社員へ直接質問ができ、LIVEの様子はアーカイブとして残していたり、答えきれなかった質問は後日ピックアップして回答するといった、企業と学生、双方がコミュニケーションを取れているページになっています。

Twitter 日本オラクル採用(鈴木宏彦)

日本オラクルの採用担当者のTwitterアカウントになります。
プロフィールに「面接虎の巻をつぶやきます」とあるように、人事目線での採用試験に関するアドバイスなどをツイートしているのが特徴です。
就職活動中の学生や、転職活動中の社会人に寄り添ったTwitterアカウントです。

4. まとめ

SNS社会が発展していく中で、学生は特にSNSに触れることが多いです。冒頭でご説明したように最近では、メールや電話は使わず、LINEやTwitterでのコミュニケーションがメインになっています。そのため、ソーシャルリクルーティングは効果的な採用方法になるのではないかと思います。

ソーシャルリクルーティングは、学生へ情報を発信するだけ、学生の情報を収集するだけといった一方的な行動はあまり良くありません。学生からのコメントに積極的に返信をする、学生から質問を募集をしてそれに答える、といったような双方がコミュニケーションを取ることが非常に重要です。コミュニケーションを取ることで学生も、この企業はあたたかいなと感じ、プラスの印象をあたえることができます。

しかしSNSはトラブルが多いツールでもあるので、しっかりとSNSを理解した担当者を配置したり、SNSにおける学生の顔を信じすぎないように、SNSと上手な付き合い方をする必要がありそうです。

著者プロフィール

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長谷川 智咲
都内の大学に通っている理系学部の3年生。2017年8月から株式会社アイタンクジャパンにインターン生として参加。趣味・特技は茶道と乗馬。好きなことは朝から掃除と洗濯をすること。

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