短期インターンシップで優秀な新卒学生を採用?!【エンジニア編】

こんにちは、ライターの新保です。エンジニアの採用でお困りの人事担当者・社長も多くいらっしゃるのではないでしょうか。特に新卒採用では、理系学生にどう認知してもらうか、あるいは文系学生からの採用でスキルや適性の見極めをどう行うかなど、挙げられています。そこで今回は、短期インターンを通して新卒エンジニアを採用する方法を紹介していきます。

1. 新卒エンジニア採用が難しい理由

さて、エンジニアの採用が難しいのには様々な理由があるようですが、なぜ新卒のエンジニア採用が難しいのでしょうか。その原因のひとつに、下記のような学生側の意識が挙げられそうです。

  • マイナスのイメージがついてしまっている
  • 具体的な仕事のイメージができていない

エンジニアに対するマイナスイメージについては「新3K(きつい・帰れない・給料が安い)」という言葉が新しくできているようで、学生にもそういった情報が届いているのかも知れません。また、エンジニアの仕事のイメージを学生に聞くと、ひたすら机に座ってPCに向かいキーボードを永遠と叩いているというイメージもあるようで、実際の業務を想像できていないようですね。

2. 新卒エンジニア採用に短期インターンを使う理由

さて、そんな学生をエンジニアとして採用するには、まず学生のイメージを変える必要がありますよね。そこで学生にエンジニアの仕事を知ってもらい、魅力に気づいてもらう事を目的に、短期インターンを使うことをおすすめします。

学生がインターンに参加する理由

ちなみにリクルートキャリアの発表している「就職白書2016 ーインターンシップ編ー」によると、学生はインターンに参加する際に・企業を選ぶ際に以下の様なことを目的としているようです。

  1. 仕事理解
  2. 業種理解
  3. 企業・職場の雰囲気を知る

学生たちもネットや知り合いを通じていろいろな情報が入ってくる中でも、自分で体験して仕事や職種・企業のイメージを知りたいと思っているようですね。

短期インターンシップをおすすめする理由

短期インターンシップとは、主に就職活動を行っている学生に対して、短いものは1日から長くても1週間程の期間で開催されるインターンの事を指しています。開催する期間が短い分、その期間内でどれくらい学生が満足できる情報を与えられるかが肝となってきます。

短期インターンシップでは多くの場合、グループワークを通して学生に仕事のイメージをしてもらったり、特にエンジニア職では全く経験がない人にも実際にプログラムを書いてみる経験をさせたりなど、短期間ながら学生が求めている情報をピンポイントで伝えられます。実際に仕事を経験してもらうには時間が足りませんが、エンジニアの仕事理解をしてもらうという目的であれば、短期インターンシップがおすすめです。まずは、短期インターンシップについて詳しく知りたい方は、以下の記事にて紹介していますので、ご覧ください。

>参照:短期体験型インターンのメリット・デメリットを徹底解剖!|HeRman

3. エンジニア向け短期インターンシップ事例

ここまでで、短期インターンシップも良さそうだな、と思ってもらえたでしょうか。ここからは、エンジニア向けの短期インターンシップを実施している企業のプログラムを見て、どんなインターンシップコンテンツを提供しているのか見てみましょう。

文系学生も参加できるプログラム

  • クラウドワークス

近年流行りのクラウドワーカーと、企業とをマッチングするプラットフォームを運営するクラウドワークスの短期インターンシップです。実際にサイトを利用してどう改善していくのか、どうやって改善してくのか、事前知識が無くてもプログラムを通して実体験として学んでいきます。

クラウドワークスのインターンシップの概要

クラウドワークスのインターンシップは最大5日間の短期集中プログラム!実際のサービスを触ってUX(ユーザー体験)について考え、改善提案を行なうプログラムです。スキル・経験は不問、やる気があればだれでも参加可能です!結果次第では即内定もあるプログラムとなっていますので、ぜひご参加ください!

>参照:内定直結型の短期インターン参加者を募集!-株式会社クラウドワークス

クラウドワークスのインターンシップのポイント

5日間の短期集中型のインターンシップを実施しているようです。なかでも特徴的なのが、この5日間のインターンシップへの取り組み・結果から、選考を飛ばして内定を出す学生がいると公言していることです。

インターンシップから内定をもらえると思うと、学生のモチベーションも上がりますし、応募者も増加するのではないでしょうか。その中から選ばれて参加した学生の中から、さらに厳選することができるため、採用活動が円滑に効率よく行えそうです。


  • NTTコムウェア 新規ビジネス創造コース(ワークショップ型)

日経コンピュータ×楽天みんなの就職活動日記2017年卒IT業界新卒就職人気企業ランキングにおいて、インターンシップ参加学生が支持した企業ランキング【1位】を受賞したNTTコムウェアです。インターンでは実際の業務や業界の理解から始まり、ワークを行ったり座談会を行ったり、学生の情報収集がメインになっています。

NTTコムウェアのインターンシップの概要

『Comware Internship』では、現場の最前線で活躍する社員とともに、課題に取り組み、ソリューションビジネスの真髄を体感することができます。プロジェクトの最前線で活躍する社員も参加。社員からのフィードバックを直に受けることで、ソリューションビジネスにおける提案の考え方を修得できます。

>参照:NTTコムウェア 新規ビジネス創造コース(ワークショップ型)

NTTコムウェアのインターンシップのポイント

NTTコムウェアのインターンシップは実際にプログラムに関わっている社員がメンターとして付き、指導を仰ぎながら実際のSEのソリューションビジネスを体感することができます。また本格的な内容でありながら、理系の学生だけではなく文系の学生も多く参加しており、文理関係なく座談会やフィードバックなどを通じて、事業への理解を深められるのが人気の秘訣です。

理系(理工・情報・工学)学生向けのプログラム

  • 株式会社アイスタイルエンジニアハッカソンコース

@cosmeで有名なアイスタイルのインターンです。コースは3つに分かれており、中でもエンジニア向けのインターンでは、実際に企業が独自で持っているデータを全て開放しwebアプリケーションを作るという、実践的な体験をすることができます。

アイスタイルのインターンシップの概要

約1,200万軒のクチコミと、約25万点の商品情報をマーケティングデータベースとして保有する@cosme。その@cosmeが通常社内利用に留めているAPI(アプリケーション・プログラムインターフェイス)を特別に開放し、それらを自由に扱いながらチームで新しいwebアプリケーションを開発して頂きます。

>参照:istyle recruiting internship 2017

アイスタイルのインターンシップのポイント

アイスタイルのインターンシップでは、コースが3つに分かれており、実際に社員が営業活動を行う際に利用しているツールを学生に開放し、@cosmeの実際のデータを用いた体験を学生に提供しています。実際にインターンシップ中は社員がメンターとして付きアドバイスを行うとともに、そのデータを用いてアプリケーションの開発を行い、優勝したチームには商品を提供するなど、開発経験のある学生のモチベーションを上げる施策を取っています。


  • 花王株式会社システム系インターンシップ

花王というとあまりエンジニアのイメージは無いかもしれません。しかし、自社製品に対するデータ分析を行い、より良い商品を消費者に届けるべく情報システム部門が専門的に活動しています。データ解析やロジック開発など、専門的な開発経験をすることができます。

花王のインターンシップの概要

花王が日用品、化粧品、食品、産業用化学製品といった多岐にわたる事業をグローバルで展開するためには、”データ分析力”、”情報を武器にする力”が欠かせません。この”力”をもって企業活動の根幹を支える役割を担っているのが情報システム部門です。インターンシップを通じ、情報システム部門の活動を経験することで『未来の自分』をイメージしてみませんか?

花王のインターンシップのテーマ

  • データ解析

データ解析技術と最適化技術を活用することにより、問題の解決方法を提案します

  • ロジック開発

職場に存在する問題を”IT”でどう解決するかを考え、ロジックを開発します

>参照:KAO INTERNSHIP 2017

花王のインターンシップのポイント

花王のインターンシップではデータ分析力に焦点を当ててインターンシップを行っています。近年ではデータサイエンティストと呼ばれる職種が注目されるようになっていますが、それに合わせて学生でもデータ分析を専門に学ぶ学部やゼミも多くなっています。そのため、花王では学生の中での流行やその時代にあったインターンシップを提供することで、学生からの注目を集めているようです。

文系・理系学生でのプログラムの違い

さて、文系学生向けと理系学生向けに分けて事例を紹介してきましたが、その違いをお伝えできたでしょうか。文系学生向けのインターンシップでは、業界理解や仕事の理解、実際に体験して見ることで仕事をイメージするなど、学生に対して情報を提供しているプログラムになっています。

理系学生向けのインターンシップでは、実際に会社のデータを扱ったり、プログラムやアプリケーションを開発するなど、専門的なプログラムになっています。

自社にとってどのような学生をエンジニアとして迎え入れたいのかを決めておくことで、インターンシップのプログラムを作る際の指標になりますね。

4. まとめ

今回は、エンジニアを新卒採用するために、エンジニア向けの短期インターンシップについて紹介をしてきました。人手不足が嘆かれるエンジニア採用市場ですが、短期インターンシップを実施して早いうちから学生にアプローチしておくことで、より多くの学生と接点を持てたり、早いうちから囲い込めたりなど、新卒採用に繋がるかもしれません。

今回はエンジニアのインターンシップを紹介しましたが、営業インターンシップについても紹介していますので、併せてご覧になってみてください。

>参照:短期インターンで優秀な新卒学生を採用?!【営業インターン編】

◇参照:
エンジニア不足対策会議
IT業界 新卒就職人気企業ランキング>アンケートデータ編
[就職白書2016 ーインターンシップ編ー]

著者プロフィール

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新保 雄大
新潟から上京し、理系2年・文系4年と大学6年目の4年生。2015年の6月からライター業務を始め、2016年10月31日から株式会社アイタンクジャパンに参加。趣味はビリヤード・天体観測・お酒。好きな食べ物はニンニク。

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